24時間水だけ断食を試してみた結果とやり方
こんにちは!りょうです!
今日は誰しも一度は聞いたことがあるであろう『断食』又の名を『ファスティング』が健康に良い!という事で、実際に自分の体で試してみました。(身体の変化の写真を撮り忘れたので次回やった時撮ります。)というのも僕が好きなクリスヘムズワースという俳優さんが【リミットレス】といいドキュメンタリーで紹介されていたからという理由です。笑
この作品では「ファスティングをする事で『ゾンビ細胞』という老化の元になる細胞を除去し、若々しくなる為の手助けになる」と言われています。
少し詳しく説明すると「ブドウ糖が分解されて出来る『グルコース』という物質が健康な細胞の栄養になりますが、同時に細胞を老化させる『ゾンビ細胞』の栄養にもなる。ゾンビ細胞は『脱毛』『シワ』『関節炎』『認知症』など老化の元になると言われている細胞で、ブドウ糖の供給をやめればが死ぬ。よって若々しく健康で長生きが出来るはず」というものです。
ゾンビ細胞(老化細胞)についてはこちらに詳しくまとめました!
トレーナーという仕事をしているにもかかわらず、あまり断食(ファスティング)について知識がなかったのでどういった効果があるか色々調べてみました。やはりダイエット目的で行われる方が多く、胡散臭い酵素ドリンクを売り込むようなサイトばかりでした。笑(くれぐれも断食にかかわる怪しい商品にはお気をつけ下さい…)
ダイエットに関する科学的なデータを見つけました。JAMAという米国医師会雑誌に掲載された記事なのですが、、、
以下引用(Medical Tribuneより)
UAB病院を受診した25~75歳でBMI30〜60、様々な人種の慢性疾患の無い肥満患者90例。その内摂食可能時間を7時〜15時の8時間に限定した45例。米国の摂食時間の中央値である12時間以上の時間から選ぶ45例。(活動に応じた低カロリー食と運動を実施)
簡単に言うと「空腹時間を16時間確保した組」と「一日満遍なく食べる組」で減量し、これらの方々の14週間後の体脂肪率の減少率や血糖値、空腹時の血圧、インスリン値など調べた結果…
- どちらも体重が減少したが、空腹時間が長い方が2.3kg上乗せして減った(しかし体脂肪量や体脂肪減少率、腹囲など減少したものの有意差は無かった。)
- 血圧、血糖値、インスリン値など、どちらも減少し有意差は無かった。(空腹時間が長い方が拡張期血圧{血液が戻る時}のみ減少幅が大きかった。)
- 空腹時間が長い方が全体的な気分障害に加え、活力、活気、無気力感などの大幅な改善が見られた
- 二次分析では空腹時が長い方が体重減少、体幹脂肪及び体脂肪率の減少、拡張期の血圧が顕著に減少したとの事。
まとめると『16時間何も食べない時間を作る断食は肥満や高血圧の治療に効果的』という可能性が出ています。
JAMAの別の記事では臨床で意義があるとされる減量は『5:2ダイエット(週に2日カロリーを摂取しない)』という方法のみ認められたそうです。
しかしながら、これらの病気を抑えるメリットの多くは断食ではなく、食事制限と運動による『減量』のおかげだと言われています。
ファスティングはダイエット目的ではなく『体内を整える』という意識で取り組むと良さそうです。
しかも断食についてまだ研究が進んでおらず、誇大広告で良い話ばかりが広がっているとも言われており嘘の情報間に受けてしまうと良くない効果が出ることもあるのだそう。
そもそも現代人の多くは栄養過多です。栄養バランスが取れている訳ではなく、高脂質な物が多くタンパク質やビタミンなどの必要な栄養が少ないイメージです。(サラリーマンのビールっ腹を見ればわかると思います。)しかもお客様とお話ししていると忙しい方だと12時間食間が空くという事は割とあるのかな〜と思っています。
なのでダイエット目的の方はまず『食事の時間を空ける』という事よりも食事の感覚を短くしてでも「食事の内容』に気をつけて食べましょう!痩せる食事はこちらにまとめています。
そして今回自分で試したのは16時間ではなく『1日断食』です。1日で得られる効果としては「胃腸を休める」「ゾンビ細胞の除去」「体をスッキリさせる」などがあります。
断食することで毎日消化の為に常に働いている胃腸を休めることが可能です。腸内環境が良くなれば肌荒れや睡眠の質の改善も出来ますし、空腹に耐えメンタルが鍛えられ誘惑に強くなるという事もあるかもしれません笑
さらに最初に書いたようにゾンビ細胞への栄養の供給を止めることで、悪い細胞の除去が期待できます。
実際やってみても思いますが、ダイエットを目的とした【1日断食】はお勧めしません。お腹が空いた分たくさん食べたくなるので、あくまでデトックス的な目的で行うのをお勧めします。
栄養失調や体調不良を心配する方もいらっしゃるでしょうが、断食を始めると脂肪が肝臓へ移動しケトン体に変わる。これが緊急時のエネルギー源で脳や体のエネルギーになります。サッカーのブラボー長友選手も以前ケトジェニックダイエットという炭水化物をほぼ摂らずに脂質を多く摂取するダイエットを行なっていたようです。
何百年も前から人類は何日間も食べれないような日々を狩りや農業をしながら今まで生き延びています。『毎日お腹いっぱい食べる』という文化はここ何十年の話です。
【リミットレス】でクリスヘムズワースが行ったのは四日間ゼロカロリーで過ごすという断食です。そして最後に素潜りをして自力で魚を獲るという企画でした。栄養がなくとも狩りをするときにはケトン体がエネルギーとなり力が出ます。身体が栄養が入ってくると思って非常用バッテリーに切り替えるような感じですね。まさに背水の陣。
最初はエネルギーが枯渇し体が疲れますが、日常的に断食する人はむしろ元気になるんだそう。何百年も前には「丸3日獲物が取れず食事がとれない」なんてことはざらにあったはず。飢えた状態になれば身体はいつも以上の力を発揮するという事です。
実際に1日断食をやってみた結果…
結果から言うと
- 内臓が休まり元気になった感じ
- めちゃくちゃ便通が良くなった。
- 頭がスッキリした。
実際やってみて消化器官の回復は物凄く感じました。ずっとお腹の調子が良くなかったのでが、便通はめちゃくちゃ良くなりました。集中力も増した感じがしますが、これもおそらく腸内環境の改善が要因だと思われます。断食を行った記事を色々みていると「身体が軽くなった」という声もあるようですが、僕自身1日行った限りでは感じることは出来なかったです…おそらくケトン体がまだ出ていないのが原因です。
行った流れ…
食べるのが好きなので、あえて仕事が忙しい日を選びました。
前日の夜10時に最後の食事を摂り翌日からカロリーゼロです。
朝から仕事でしたが基本的に朝はプロテインのみなので普通に過ごせましたが、昼過ぎて急に倦怠感が来ました。階段を登るのがキツかったです。仕事中はそんなに気にならなかったので、やはり何かに集中する日に行うのがおすすめです。
夕方6時から体温の低下を感じ始めたものの、割と頭も働いて動けましたが、力が全然入らなかったです。写真を撮り忘れてしまったんですが全身が明らかにスッキリしました。
その後夜10時ごろ普通に食事を摂ると血糖値が上がったのか眠気が襲い、時間をおいてそのまま就寝。
そして翌日起きて身体が一回りスッキリした以外これといった変化は無かったものの、トイレに行った時にゴリゴリの快便で驚きました!
まとめ
これらを踏まえてまとめると
- お腹の調子が悪い時におすすめ
- 浮腫が取れる
- 仕事が忙しい日を選ぶ
- 高強度の運動は低血糖の恐れがあるので避ける
- 脱水症状にならないように2リットル以上の水を飲む
- ダイエットには向かないと思う(断食終わりの飯が美味い!!笑)
こんな感じですね!
実際にやってみましたがリミットレスで言っていたような悪い細胞が死んだなんて全然わかりません。笑
しかしながらそういった研究があるのと、今回自分で実感した体内の回復を踏まえるとやる価値は大いにあると思います。実際今後も月に数回取り入れていこうと思います。
ただ男児に関しては普段からしっかり栄養を摂っていれば問題はないかと思いますが、元々栄養が足りていない方が断食をやると、それこそ栄養不足や低血糖が怖いので普段あまり食べない方は1、2日普通に食事してから行うようにするといいかと思います!
ちなみに最近は【リミットレス】の影響で断食に加えて『アイスバス(氷風呂)』も試しているので、また別の記事でまとめます!
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